つぶやきとプログラミング

アメトーーク好きなWebエンジニア芸人

ブログを書くようになったきっかけ

いかなる単純な物事でも脳内になにかを抱えている状態はストレスになる。なぜならすべての出来事は、「~しよう」から「~しなくてもいい」「~しなきゃ」への分岐の判断が強いられ、「~しなきゃ」になったものは常に脳の内圧を高めている。

どれだけくだらないことでも(例えば「トイレットペーパーが切れた買わなきゃ」レベルであっても)「~しなきゃ」と一日の中で思ったことをすべて羅列してみるとおよそ幾つになるだろうか。僕の場合は2019/8/27日(火)のド平日に検証したところ23個であった。


そんなこんなで知らず知らずのうちに脳はストレスに耐えている。ストレスの吐き出し口を作ってやらなきゃおかしくなってしまう。

ストレスの吐き出し方は人によって違うと思うが、僕の場合は親しい間柄での会話がイチバンだ。

大学生のときは、冗談抜きで週5回は飲み会やら麻雀やらをしていたので、友人たちと"ハッキングから今晩のおかずまで"の津々浦々を喋っていた。飲み会は単に酒を飲むだけでなく、麻雀は単に牌をつまむだけでなく、常にそこには会話が産まれていた。

 4月になってからその回数が圧倒的に減った。なぜなら「プー太郎」じゃなくなってしまったからだ。
あぁ、愛しきプー太郎LIFE。。。

プー太郎卒業を機にくだらない冗談を噴出する会が減ってしまい、ストレスの吐き出し口が行方不明になってしまった。
「うーん、しばらくぶりにFPSでもやってみるか」と思ってPCを起動、ゲームをしてみるものの思うようなプレイができず、ストレスのかさ増しに助勢しただけである。まったくの逆効果だった。

この溜まったマグマをどうしてくれようか。既に火山の内圧は噴火寸前だ。
腕立て伏せをしながら発散方法を考えていたら、「ちょいちょい暇なときに書いていたブログを趣味にするってアリなんじゃね?」が浮かぶ。文章を書くのは割りかし好きだし、2年前に限界エンジニア生活をしていたときにKISSについて書いたが、その最中はウキウキしていた思い出がある。「特に他にすることもないしやってみるか」と同時に、どうせ趣味のブログなんだから自分の嗜好を全力全開にすることを決めた。

それ以降、1週半に1回のペースでクソみてぇな戯言がブログという名の排水口に押し流されている。正真正銘の便所の落書きだ。自分の思ったことを書き殴っているだけなので主観感が非常に強いブログになってしまっているのは否めない。

ちょっと恥ずかしい話、はてなブログはどの媒体からブログに飛んできたかわかるようになっていて、それによるとtwitterからの流入が81%で、一般的な流入は残りの19%であった。結局のところ、知人に自分を晒け出しているにすぎないのだ。2000文字の盛大なる自分語りが実態である。

ただブログは論文ではなく、あくまでもブログなので、自分の主観を軸に書くことを重視している。例えば、本の感想や映画の感想を書くときは、他サイトのネタバレや考察ブログを一切みないことを徹底し、自分が思ったことだけを書くようにしている。「〜はこう言っていて・書かれていて」だの「〜に掲載された」だの「巷で噂の〜」だの広告代理店の如き言い回しには、うんざりしているので意識的に排除している。

ブログの内容に寄っていたので話を戻すと、結論から言ってブログを書くことは面白い。

ブログの最大の特徴は自分と向き合うようになることだ。書いた文章を1週間後はおろか1ヶ月後に見たら、自分ではない人が書いた文章のように感じる。すなわち、自分を客観視できるようになる。正直、二年前に自分が書いたブログが痛ましい。だが、それも良いもので、他人行儀の文章を書くことを是としていた時期もあったんだなと振り返る。当時の考えを赤裸々に表現しているからこそ、自分の思考を他者の思考として捉えられるのが面白い。自分を客観的に見ることで、考え方の成長を実感できる。

継続期間でいうと4ヶ月くらいなのだが、その間ブログを書いていて得られた気づきもある。文章の構成を気に掛けるようになることだ。元々、アウトラインを考えず、書きながら話の終わりまでを構成していくスタイルは得意だったのだが、始めから終わりまでのアウトラインを構成した上で書くのは苦手だった。しかし、初期のスタイルでは言いたいことがブレてしまうので、タイトルからブログの終わりまでを予め練った上で書くように努めている。話の流れの構成・推敲は本を読むだけでは身につかず、自分で文章を書くようにならないと意外と気づけないことなのではないだろうか。


はじめに僕がブログを書くようになったのはストレスの行き先がなくなったことである。たかがストレスのはけ口からはじまったブログであるが、記事を書いていくうちにその深みにハマっていっている。思考を好き勝手ぶちまけられるブログは快感だ、しかも自己成長を促すこともできる。ブログによって、自分の成長を実感でき、文章を書くことによって表現力に磨きがかかる。一石三鳥の趣味なのだ。

最近では趣味が高じて、ライターのバイトなんかやってみたいなーなんて思い始めてもいる。

最初に書いた記事。
crittoo96.hatenablog.jp

hatena
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